PROFILE

乾 シンイチロウ / Shinichiro Inui

乾 シンイチロウ / アーティストShinichiro Inui / Artist

Philosophy

アートを通じて、人々に心から幸せだと思ってもらいたい。
それと同じくらい、あなたがどうなろうと構わない。

この世を良くするためには、この世に生きる人々が心から幸せだと思えることが大切だと思っています。
激しく変わる時代の中で、幸せとは何なにかをもう一度見つめ直す必要があります。
人はこだわりを持つことで、他者との違いを見出し、人生に深みをもたせようとしてきました。
しかし、そのこだわりが原因で、理想と現実の狭間で悶え、人と比べて苦しくなり、他者に期待してしまいます。
私たちは無理に交わろうとするが故に、人を傷つけます。
あなたの幸せを願うと同時に、あなたのことを知りたいとは思わない。

私は決してネガティブな人間ではなく、むしろ幼少期から誰よりもポジティブな性格でした。
ストリートアートの手法を用いて作品を制作するため、
中には攻撃的なものやショッキングなものがありますが、
それは他者を傷つけるためではなく、思考する枠の外にこそ、美しさがあると信じているからです。

偶発性と自然が織りなす事象にこそ美しさは宿り、
また、脳に刺激を与えて記憶に刻むことで、新たな価値観・視点を獲得することができます。

それこそが、「幸せ」を「幸せ」と感じることができる心の豊かさを育むコミュニケーションだと考えます。

Background

1983年に大阪で生まれ、幼少期は言葉で意思を表現するのが苦手だったため絵を描く事に執着した生活を送っていました。初めて参加したアートコンペに入選し、京都文化博物館で展示を経験。そこから現代アーティストとしてのキャリアをスタート。18歳でアメリカに渡り、オレゴン大学アート学科に入学。BFAを取得後、現代アーティストとしての地盤を固めるため、ルーツでもある日本に帰国します。

2011年”What is Brand?”という作品のためにアパレルブランド”guernika”を作りました。
“guernika”は既製品に抽象的な表現であるアートを乗せることで、ブランドに必要な歴史をはしょっても成立することを証明するための実験であり、ブランドに必要な要素や、人が価値を見い出すのは何かを問うた作品です。

2022年”ANONYMOUSE”を発表。
ANONYMOUSEとはキャラクターにとって一番大切な顔に袋を被せた、無機質な存在です。匿名により本音を言える現代社会を表現していると共に、顔を隠すことで人種や宗教の垣根を超えた”自由の象徴”として描いています。

ペインティングやコラージュ、立体、写真、映像、さらにはファッションツールまで、多様な素材や技法を駆使し、現代社会に対して問いを投げかけています。
現在は国内での展示会の他にも海外のアートフェアに参加するなど国内外問わず活動しています。

2009年

アメリカ オレゴン大学アート学科卒業

2011年

第2回WALL AUDITION(H.P.FRANCE主催)大賞受賞

2012年

アパレルブランドguernika設立

2014年

ベルリンの壁崩壊25周年記念 ドイツ大使館壁画を製作

2015年

株式会社SHINICHIROINUI設立
大阪高島屋 1Fエントランスでの展示、販売会を開催
UltraNewGallery(原宿)で個展を開催

2016年

NYのJadite galleriesで個展を開催

2017年

NYチェルシーにあるOnishi Galleryでグループ展に参加

2020年

ARTNOW Gallery in Raffles Hotel 常設展示

2021年

DAEGU Art Fair 2021参加

2021年

大現代アート展参加 大丸梅田

2022年

4月 101 gallery 個展”BLOOM”開催/大阪
4月 BAMA(Busan Annual Market of Art)2022 参加/韓国
7月 Art SANTA FE 2022 参加/USA
11月 Diaf(International Daegu Art Fair)2022参加/ 韓国
12月 101 gallery 個展”Christ Mouse”開催/大阪

2023年

4月 BAMA(Busan Annual Market of Art)2023 参加/韓国
7月 Art SANTA FE 2023 参加/USA
11月 Diaf(International Daegu Art Fair)2023参加/ 韓国
12月 101 gallery 個展”TOY BOX”開催/大阪